喧嘩をすべきだった

「あとは結婚だけやね。はやく、結婚してね」
とRに言うと

「おかあさんと、おとうさん見てると、仲が悪すぎて結婚がいいものだとは思えない」
と、不意に強烈パンチをくらった英國租屋

「夫婦で同等に、ものが言える、喧嘩できる、そのために、わたしは経済的に自立できる道を選んだんよ」

「じゃあ、ピンクピンクした、ふんわり家庭のマシュマロちゃんだったら、結婚できた?」

「うんっ」


うーーー中學
なんだか、不利なお鉢がまわってきた。
確かに、わたしがいつも言っていることだが、Rが実践するとなると、複雑なものがある。

わたしの希望、それに向かって親子共々、いっしょうけんめい努力すると、
娘たちが非婚になるという、アイロニー(Irony)をもたらすのか。

考え込んでしまった。(この問題は、いつもですが・・・)

おそらく、努力の方向性を間違えたようだ。
(でも、女性が経済的に自立するのは、とても良いことだ)
夫と、ちゃんと取っ組み合いの喧嘩をすべきだった。


でも、チーズケーキは、淵がパリパリして美味しい。
それだけでも、十分かも。
レモンなしの味が、いまのわたしたちの状態をあらわしているのか。

ぎゅっと絞った、きりりとしたレモン効果は、まだまだ先。


問題を先送りにして、また、日曜の夜が過ぎた澳洲移民